何もする気が起きないとき

何もする気が起きないとき、皆さんはどうしていますか。

 

僕は、やるべきことをスマホのメモに書き連ねて、一つ一つクリアするようにしてます。

例えば今日は、

①洗い物をする

コンタクトレンズを外す

③そのまま顔を洗う

④そのまま歯を磨く

をリストアップしてゲーム感覚でクリアします。

するとなぜかモヤモヤしていた気持ちが少しずつ消えていきます。

不思議ですね。

最初の一歩を踏み出すことができれば、あとは自動的に気持ちが回復していきます。

この時の注意点は「簡単で短時間で終わることをリスト化する」「目の前のことに集中する」こと。

 

何もする気が起きないという人は、試しにやってみてください。

 

 

【考察】ドイツ銀行の危機

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ドイツ銀行がきな臭いですね。(株価は長い期間下がり続けていますが・・・。)

MBSの不正売買で米司法省から巨額の制裁金が課されていることや、そもそも本業の収益がだだ下がりしていることが主因ですが、以下の理由からネットで騒がれているようなリーマンショック級のクライシスにはならないと考えています。

①制裁金の減額

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140億ドルから54億ドルへと減額されて米司法省と協議が進んでいるとのこと。やはり最初はふっかけられたのでしょう。他の欧米金融機関と比較して突出していましたし。

制裁金関係で60億ドルを既に引き当てているので財務に与える影響は限定的でしょう。

デリバティブエクスポージャーを数十兆ドル保有

ネット上ではデリバティブエクスポージャーを数十兆ドル保有してドイツのGDPよりも多い!やばい!なんて騒がれていましたが、通常は担保を差し入れいますし、当然逆の取引もしているのでグロスで見たってしょうがないです。Netで見たら騒ぐほど突出していないはずです。

③収益力の低下

ここ最近の同行の純損益の推移を見てみますと

15Q2/15Q3/15Q4/16Q1/16Q2

8.2/▲60/▲26/2.3/0.2(億ユーロ)

徐々に減少していますね。リストラに次ぐリストラで稼ぐ力失っている感じです。

 

同行を見ていくと、確かに大なり小なりと問題を抱えていますが、最終的には「収益力の低下」が株価やCDSの低下原因ではないでしょうか。何か爆弾がある日突然爆発するようなことはないでしょう。特にCDSは株価と相関が強いですし、ヘッドラインで大きく動く代物です。

 

 

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メルケルが「救済はしない。」との発言も、リーマンショックのような流動性危機でどうしようもないような状況ではなく、あくまで一銀行の経営力の問題と考えているからではないでしょうか。とは言いつつ、リーマンショック時でも公的救済されずに単独で切り抜けた同行が8年経って危機に瀕する一方で、救済を受けた米金融機関が安定化してるのはなんとも歯がゆい感じですが・・・。

また、ドイツも選挙が近いですしあまり金融機関フレンドリーな発言をすると影響が大きいからでしょうし・・・。いざとなったら救済せざる得ません。

 

私の考えでは、同行は潰れない。

今の株価は収益性の低下に伴うもので、それにかけたファストマネーが売っていると思います。

 

 

 

 

【感想】君の名は。

先日、今話題の「君の名は。」を観に行ってきました。

 

色々と賛否あるみたいですが、私の感想は

 

なんて清々しい気持ちになる映画なんだろう、でした。

 

正直最近の映画は(特に裏にあるスポンサーとの関係とか)裏が見え隠れしてつまらない大人の事情を盛り込んだり、人気の漫画やアニメを実写化して劣化させてみたり、突拍子もない設定で目立つようにしたり、倫理的に嫌悪感を抱くような内容だったり、ありきたりな内容だったり、観れたもんじゃないと思ってました。

この映画を観る前も、様々な映画の予告が流れてましたけど、嫌悪感を抱くものばかりでした。

 

でも「君の名は。」は素晴らしかった。

少し設定が矛盾したり疑義を生じさせることもあったけど、それらを吹き飛ばすくらいストーリーと構成が素晴らしい。こんなに感情を揺さぶられたのは久々でした。

中盤の衝撃事実に鳥肌が立ちました(事前に知識を入れていなかったのでw)。そして後半かけての主人公の行動と結末。スピード感もちょうどいい。伏線の回収も絶妙。

ネタバレになっちゃうんで詳細は書けないですが、恋人と観に行ったり夫婦で観に行ったら最高に幸せな気分になります。ただし、失恋したてとかだったら涙が止まらなくなるでしょうね。

 

絶対に観るべきです。たくさんの人に観て欲しい。

そして自分の青春時代を思い出して欲しい。

DVD必ず買います。一生手元に置いておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

何が一番大切なのか

最近、こんなことを考えています。

 

で、昨日何が「一番大切なもの」を優先することができました。

そしたらどうなったか。

あとからじわじわと幸せを感じたのです。

 

「あぁもうやってらんねぇ!」と思って一時のテンションに身を任せることは楽だと思いますが、一度立ち止まって見て考えてみる。思い出してみる。

そうすると、あとから幸せを感じることができる。

自分の人生で、これを意識的にてきたのは初めてかもしれません。

 

今後もできたらいいなと思いました。

 

【欧州】欧州危機の再来か。イタリアが騒がしい。

ここもと、欧州が騒がしいですね。

 

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英国のEU離脱を筆頭に、イタリアでは大手行のモンテ・パスキがECBから不良債権を100億ユーロ削減することを指示されました。(このモンテ・パスキはイタリア・シエーナに本店を置く現存する最古の銀行です。イタリアで第3位の規模。本店が美術館みたい。)

 

イタリア当局は当行に資本注入して救済したいようですが、EUがNOといっているようです。そりゃ、リーマンショック以降、ベイルインを前提に世界が銀行規制に動いているのに、それを無視して公的資金打ち込むのいかがなものかと。

ただ、この銀行、預金は大体10兆円、貸出金はそれよりちょい多い。で、不良債権比率が40%くらい。日本でいうと、地銀大手行の資産の半分が不良債権化しているイメージです。それにしても不良債権比率40%ってどういうことかと言うと、貸出金を含めた債権のうち、半分近くが不良化(=全額返ってこない)している状態。これ、ベイルインしたら間違いなく資本足りないし、イタリアの預金者にも影響が及びます。まぁ税金でとられるか、預金とられるかの違いですが。

取り付け騒ぎがおきたら、何年か前にキプロスで起きた預金封鎖の比じゃないですよ。イタリアはEU第3位の経済規模。イタリアでベイルイン起きたら、流動性が枯渇して金融危機が起きるかもしれませんね。ただし、ECBが全力で流動性供給すると思うのでウニまで及ばないと思いますが。ドイツ銀行も危ないって言われてますし。

ちなみにCDSの推移をみる限りはそこまで危機が意識されているとはいえませんが。

 

それにしてもEU、本当にガタガタですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Brexit】イギリスのEU離脱③(確定)

とうとう投票結果がでましたね。まさかの離脱。

 

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これ、開票直前に出ていた世論調査とは全く逆の結果ですよね。24日のモーサテでも世論調査で「残留派優勢」って出てましたし。そこからの「離脱」ですもんね。これ、どこかの大物が調査機関に金払って報道させたのかってくらい怪しいですね。

午前中、株と為替とロイターの投票結果モニターをずっと見てましたけど、ほとんどの時間が「離脱」優勢でしたし、一時「残留」が優勢になると株と為替が上がるし、反転すると下がるし、ここまでのジェットコースターは初めてみました。しかし、ここまで事前の調査と結果に差がでるのかと。とりあえずノーポジしておいて良かった・・・。

 

今後ですが、手続きとしてはまずリスボン条約に従って英国がEUに対して離脱する旨を「通告」して2年間準備するとのこと。とりあえずキャメロンさんは辞めて、離脱派の首相が就くことになります。英国は別個EUを初めとした各国と条約などを結ぶはずですが、EUは容赦しないでしょうね。

今回の離脱判断、英国にとってはまちがいなくネガティブですよ。

残留派が主流のスコットランドは英国からの独立に関する国民投票の準備してますし、次は間違いなく「独立」するでしょう。そしたら同じく残留派が多数派の北アイルランドも「独立」→「アイルランドと合併」路線になるでしょう。UKの崩壊の始まりです。

ただし、ネガティブなのはEUも同じ。このまま英国がEUを離脱すると、離脱の「前例」ができます。前例ができるとあとは雪崩のように離脱が進むでしょうね。オランダとかイタリアがきな臭いです。

さらにいうと、カタルーニャとかバスクとか、もともと独立意識の高い地域の独立が進むかもしれません。

 

いずれにせよ、第二次大戦後に欧州が夢見た共同体は瓦解すると思います。そのトリガーは、英国がひくことになりました。

 

それにしても、皮肉ですね。

英国は100年前の横暴で自身の首が締まるとは思いもよらなかったでしょう。

奇しくも、英仏露による中東分割・秘密協定である「サイクス・ピコ」協定から100年目・・・。

 

Brexitにかかるこれまでの簡単な流れと既定路線

・英国の3枚舌外交で中東に勝手に国境線が引かれ、現在のシリア問題につながる。

・シリア問題で大量の難民が発生、欧州に難民が押し寄せる。

・英国にも難民が大量に流入。反EU機運が高まる。

・キャメロン首相が自身の政権維持のため、国民投票を提案。

・英国がEU離脱←イマココ

EU離脱国が相次ぎ、瓦解。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Brexit】イギリスのEU離脱②

連日の日経平均株価の下落は、BREXITが現実味を帯びてきたことによるリスクオフモードに移行したことが要因とみられています。

 

EU離脱可能性について、情報をまとめておきます。

 

世論調査

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先週の世論調査会社YouGovが実施した調査では、離脱派が45%と、残留派の41%を4ポイント上回った。態度未定は11%だった。イギリスにはマスコミとは独立した世論調査会社があって、それなりに信頼のおける世論調査だと思われる。

つい最近まで拮抗あるいは残留派が上回っていたのに、投票が近づくにつれてじわじわと離脱派が勢力を伸ばしてきている。

 

②ポンドの下落

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英国の通貨ポンドが売られています。で、安全通貨とされる円が買われています。ここもとの円高はこのためです。

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ジョージ・ソロス氏が復帰。

ソロス氏といえば、1992年のポンド危機でポンドに売りを浴びせ、イングラン銀行に勝利した人物として有名。

今回も売りを浴びせにかかるだろうか。

 

③オッズ

Bookmakerによると、オッズは残留派が1.6倍、離脱派が2.5倍。

つい先々週まで離脱派のオッズは4倍以上あったのにここまで縮小(=離脱すると思う人が増加)した。

オッズは依然として残留を示しているものの、果たしてどうなるのだろうか。