【まとめ】シリア情勢
トルコ軍機がロシア軍機をシリア国境で撃墜してからというのも、
シリア情勢が混迷を極めてきました。
ここで一度、状況を自分で整理してみました。(ほんと簡単にです。)
▶関係当事者
アメリカ「俺はアサド嫌いだから。」
英仏「ISのやつら許せん。」
ロシア「仲良しアサドくん、助けなあかん。」
トルコ「ISうっとうしいな。トルクメン勢力いじめやがって。でも石油安く買えるな。」
シリア「反政府組織だまれ。ISのやつら勢いよすぎじゃね?」
反政府組織「打倒アサド!」
IS「支配領域広げる。目指せ最大範図。」
▶流れ
1.独裁政権のアサド政権(アラウィ派。少数派)が自国民(スンニ派。多数派)を弾圧。内戦。化学兵器使用?
2.アメリカが化学兵器使用した(とする)アサドを批判。欧米は反政府組織支援。ロシアは冷戦時代からの付き合いでアサド支援。
3.その間、IS(アルカイダ系)がイラクとシリアで着々と勢力を広げる。人質殺害やテロで世界中を敵に回す。
4.2014年9月、アメリカがシリアのISに対して限定的空爆に踏み切る。
5.2015年10月、ロシアがIS空爆を開始。反政府勢力も空爆(しているとされる)。
6.2015年11月、フランスでISでが同時テロ。フランスがIS掃討を決意。アメリカも本腰。英米仏露が一丸となってIS掃討に乗り出す。(か、に見えた)
7.トルコが、領空侵犯した(とされる)ロシア機を撃墜。→今ココ。
トルコが英米仏(NATO)露の大連合を阻止した形に見えますが、トルコの本意はどこにあるのでしょうか。
今後は本気でロシアがトルコに報復するか、が焦点になります。
ウクライナ問題では勝利したロシアですが、さすがにNATOと戦火を交えることをプーチンはしないと思いますが、、、大国の思惑が交錯します。
引き続き状況を注視したいと思います。